李清照《声声慢》 声声慢 (来源:最老牌的英语学习网站 http://www.EnglishCN.com)
寻寻觅觅, 冷冷淸淸, 凄凄惨惨戚戚。 乍暖还寒时候, 最难将息。 三杯两盏淡酒, 怎敌他、晓来风急。 雁过也, 正伤心, 却是旧时相识。
满地黄花堆积, 憔悴损, 如今有谁堪摘。 守着窗儿, 独自怎生得黑。 梧桐更兼细雨, 到黄昏、点点滴滴。 这次第, 怎一个、愁字了得
尋し尋して 覓め覓めて, 冷冷たり 淸淸たり, 凄凄たり 慘慘たり 戚戚たり。 暖にして 乍ち 還(ま)た 寒き 時候, 將息 最も難し。 三杯 兩盞の 淡酒は, 怎(いかん)ぞ 他(それ)に敵はん、 曉來の 風 急なるに。 雁 過ぐる也 , 正に 傷心, 却って是れ 舊時の相識たり。
滿地の黄花 堆積すれど, 憔悴して 損はれ, 如今 なんぞ 摘むに堪へん。 窗べによりそひ 君をまてど, 獨りにて 怎生(いかん)ぞ 宵までを すごさん。 梧桐 更に 細雨を兼(くは)へ, 黄昏に到りて、 點點 滴滴。 這(かく)なる次第, 怎(いかん)ぞ一個の、「愁」字に了し得ん。
《醉花阴》 薄雾浓云愁永昼, 瑞脑消金獣。 佳节又重阳, 玉枕纱厨, 半夜凉初透。
东篱把酒黄昏后, 有暗香盈袖。 莫道不消魂, 帘卷西风, 人似黄花痩。
薄霧 濃雲 永き晝を 愁ひ, 瑞腦 金獣に 消へ。 佳節 又 重陽, 玉枕 紗廚, 半夜に 涼 初めて透る。
東籬に 酒を把りて 黄昏の後, ひそ そで み 暗やかなる香 有りて 袖に盈つ。 い なか 道ふ莫れ 消魂せざると, 簾 西風に捲かるれば,ごと 人 黄花の 似く 痩せん。
关联知识:【李清照】(1084年~1151年頃)は、両宋(北宋?南宋)の戦乱時代の著名な女流詞人で 、口語も使った親しみやすい作風と、強く心に訴えてくる繊細な感情の動きとが相俟って、中国人の間では、極めて人気がある。 李清照、号して易安居士。易安室と署名するときもある。これらは陶淵明の「歸去來兮辭」の「倚南窗以寄傲,審容膝之易安。」(日本風にいえば、名もなく、貧しく、美しく?!)から来ている。名門の出であるが、時代の激浪に揉まれた多難な人生を送った。婉約詞派の両宋時の巨人であるばかりでなく、中国での最高の女流文学者の一といわれている。 |